予報士通信講座
平成13年 第16回 学科試験 専門知識 問2
"気象庁のレーウィンゾンデ観測について述べた次の文章(a)〜(d)の正誤について、下記の@〜Dの中から正しいものを一つ選べ。
(a)レーウィンゾンデ観測は、気圧、気温および湿度のセンサーとこれらの測定値を送信するための無線送信機を気球に吊り下げて、地上から上空約30kmまでの対流圏および下部成層圏の観測を行うものである。
(b)レーウィンゾンデの気温センサーは、日射の影響を受けると実際の気温よりも高い値を示す。このため、日射の影響を補正して気温の観測値としている。
(c)レーウィンゾンデ観測では、風向風速は直接測定することができないため、気球の位置を測定し、一定の時間の気球の水平移動量から風向風速を求める。
(d)レーウィンゾンデ観測の気温湿度観測点や指定気圧面の高度は、大気中を上昇しながら観測した気圧、気温、湿度から静力学の式と理想気体の状態方程式によって大気の層の厚さを計算し、これを積算して求める。
"