地方気象情報
        
        
暴風と高波及び大雨に関する東北地方気象情報 第4号
令和7年10月31日16時17分 仙台管区気象台発表
東北太平洋側を中心に、急速に発達する低気圧の影響により、南よりのち西
よりの暴風となり、海上ではうねりを伴って大しけとなる見込みです。大雨
となる所もあるでしょう。11月1日未明から夕方にかけて、暴風や高波に
警戒してください。また、11月1日未明から明け方にかけて、大雨による
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒が必要です。竜巻な
どの激しい突風、落雷、ひょうにも注意してください。
[気象概況]
 11月1日にかけて、前線を伴った低気圧が急速に発達しながら、東北太
平洋側沿岸を北上する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空
気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
 このため、東北太平洋側を中心に、南よりのち西よりの暴風となり、大荒
れとなる見込みです。海上ではうねりを伴って大しけとなるでしょう。また、
東北太平洋側では雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある
見込みです。
 なお、11月3日頃にかけて、日本海側を中心に大気の不安定な状態が続
く見込みです。
[風の予想]
11月1日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  東北日本海側 海上 23メートル (35メートル)
  東北日本海側 陸上 15メートル (30メートル)
  東北太平洋側 海上 28メートル (40メートル)
  東北太平洋側 陸上 20メートル (35メートル)
[波の予想]
11月1日に予想される波の高さ
  東北日本海側 3メートル
  東北太平洋側 7メートル うねりを伴う
[雨の予想]
31日から11月1日にかけて予想される1時間降水量は多い所で、
  東北日本海側 40ミリ
  東北太平洋側 50ミリ
31日18時から11月1日18時までに予想される24時間降水量は多い
所で、
  東北日本海側 120ミリ
  東北太平洋側 150ミリ
その後、1日18時から2日18時までに予想される24時間降水量は多い
所で、
  東北日本海側 50ミリ
  東北太平洋側 30ミリ
[潮位の予想]
11月1日に予想される最高潮位
  東北日本海側 標高 0.9メートル
  東北太平洋側 標高 0.9メートル
[防災事項]
 東北太平洋側を中心に、11月1日未明から夕方にかけて、暴風による交
通障害や建物への被害に警戒し、11月1日明け方から夕方は、うねりを伴
った高波による船舶や沿岸施設への被害に警戒してください。また、11月
1日未明から明け方にかけて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川
の増水や氾濫に警戒してください。
 東北太平洋側では、11月1日昼前にかけて、竜巻などの激しい突風、落
雷、ひょうによる農作物や農業施設等への被害に注意してください。発達し
た積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全
確保に努めてください。
 また、東北地方では、11月1日朝から夕方にかけて、海岸や河口付近で
の浸水や冠水に注意してください。
[補足事項]
今後発表する防災気象情報に留意してください。
次の「暴風と高波及び大雨に関する東北地方気象情報」は、11月1日5時
30分頃に発表する予定です。