予報士通信講座
平成13年 第16回 学科試験 一般知識 問4
"温度が0℃以上の場合における雲粒の生成過程について述べた次の文章のカッコ内(a)〜(c)の正誤の組合せについて、下記の@〜Dの中から正しいものを一つ選べ。
水蒸気を含んだ空気塊が、断熱的に上空に持ち上げられると気温の降下と共に相対湿度が増加し、ついに飽和に達する。
しかし、さらに温度が下がり相対湿度が100%を超えても、空気塊がちりやほこりなどを含まない清浄な場合にはなかなか水滴が生じない。
これは、水の(a:表面張力)が作用しているからである。
しかし、実際の大気中では、海塩核のように(b:吸湿性エーロゾル)が存在するため、ごくわずかな過飽和度でも水滴が生ずることが多い。
空気塊が上昇を続ければ過飽和の状態が続き、水蒸気分子が水滴に向かって拡散し水滴の上に(c:凝結する)ことによって、水滴はさらに成長する。
"