予報士通信講座
平成17年 第24回 学科試験 専門知識 問5
"数値予報モデルの予測可能性とアンサンブル予報について述べた次の文章の空欄(a)〜(c)に入る語句の組み合わせとして正しいものを、下記の(1)〜(5)の中から一つ選べ。
数値予報において、数値予報モデルの初期値は客観解析から作成されるが、観測誤差などの影響で初期値にも誤差が含まれている。このため、仮に予報モデルが完壁であったとしても、初期値に含まれるわずかな誤差が成長して予測結果に大きく影響してしまう。この結果、総観スケール現象の予測可能時間は(a)程度が限界であると言われている。
このことを考慮して、気象庁では1か月予報などの基礎資料作成のために、多数の異なる(b)を用いてアンサンブル予報を行っている。この予測結果から予報の信頼性に関する情報や確率的な情報を抽出して、予測時間の長い予報に対して情報価値を高めている。ただし、個々の予測結果に(c)があると確率的な情報に偏りが出てしまう。"