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2024/12/04 00:39
海面水温の高い状態が続く 三陸沖では平年より最大で7℃も高く 海洋のまとめ(2024年11月24日〜11月30日)
日本周辺の海面水温が高い状態が続いています。
特に、黒潮が北上する三陸沖では平年よりかなり高く、最大で7℃も高くなりました。
2024年1月24日〜11月30日までの海洋のまとめです。
■気圧配置と波
24〜25日、大陸の高気圧が日本海へ移動。西高東低の気圧配置は次第に緩んだ。沖縄の南、日本の南〜東は高気圧の縁を回る強い風で波が高くなり、24日は三陸沖でしけた。千島近海の低気圧周辺では次第に大しけとなった。26〜27日、二つ玉低気圧がそれぞれ東進。日本近海は次第に波が高まり、27日は日本の東でしけた。28〜30日、日本海の低気圧が北海道〜オホーツク海へ進んだ。日本列島は、大陸から東シナ海に張り出す高気圧との間で気圧の傾きが大きくなった。28〜29日は日本海〜東シナ海、30日は日本海や日本の東でしけた。
■海面水温
今期末にかけて、日本海は引き続き西部を中心にかなり高く、最大で5℃高かった。東シナ海は平年並みの海域が拡大。太平洋側は黒潮が離岸する足摺岬、室戸岬で平年並み、潮岬沖では次第に平年よりやや低くなった。黒潮が接岸する東海沖は平年より2℃程高かった。黒潮が北上する三陸沖では異例の高温が続き、平年より最大で7℃も高かった。北海道南東方沖も引き続き平年よりかなり高く、最大で6℃高かった。千島近海〜オホーツ海は平年並み。
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2024/12/03 22:29
各地で届く季節の便り 東京では統計開始以来最も遅いいちょうの黄葉
きょう3日(火)、各地でいちょうの黄葉と、かえでの紅葉の便りが届きました。
いちょうの黄葉を観測した地点は、宇都宮、東京、甲府、鳥取、松江の5地点です。いずれも平年より遅い観測となり、東京と甲府では、統計開始以来最も遅い観測日となりました。松江では、2019年の最晩年タイ記録となりました。
かえでの紅葉は、東京と金沢の2地点で観測されました。いずれも平年より遅い観測日となり、特に金沢では、統計開始以来最も遅い観測日を更新しました。
東日本、西日本では、太平洋側を中心に晴れる日が続き、紅葉狩り日和が続きそうです。
ただ、今週末7日(土)、8日(日)は強い寒気の南下により寒さが厳しくなるでしょう。紅葉狩りにおでかけの際は、防寒対策を万全にして下さい。
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2024/12/03 17:00
週末までに冬用タイヤに 冬将軍襲来 北日本や北陸で荒天 都心も最低気温3℃予想
この先、6日(金)〜10日(火)頃は冬型の気圧配置が続く見込みです。特に、二十四節気「大雪」の7日(土)頃は強い寒気が南下して冬型の気圧配置が強まる恐れがあります。
あす4日(水)にかけて、日本海の低気圧が東北を通過するでしょう。北海道や東北北部では雪、北陸では雨が降る所がある見込みです。また、上空の寒気や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、北〜東日本の日本海側を中心に大気の状態が非常に不安定となるでしょう。積乱雲が発達し、雷の発生する所がある見込みです。
あさって5日(木)も、北〜東日本の日本海側を中心に大気の状態が非常に不安定となるでしょう。北海道や東北北部の雪や北陸の雨の範囲は広がる見込みです。
その後、6日(金)〜10日(火)頃は冬型の気圧配置が続くでしょう。日本海側を中心に雨や雪が降りやすくなる予想です。上空には寒気が居座り、北海道を中心に雪の降る日が多くなります。太平洋側では晴れる日が多くなります。空気が乾燥しやすい日が続くでしょう。
■二十四節気「大雪」の7日(土)合わせて冬将軍襲来
週末7日(土)〜8日(日)頃は、北海道〜東北の日本海側を中心に降雪量が多くなり、大雪となる恐れがあります。
また冬型の気圧配置が強まり、風が強まって吹雪く所があるでしょう。視界不良となり、交通機関の乱れも予想されます。
北陸は山沿いや内陸で雪の降る所が広がり、積雪が増える見込みです。
西日本は中国山地など日本海側の山や峠を中心に、雪が降って積もる所がある見込みです。積雪や路面凍結に注意してください。また、西日本の日本海側は平地でも雨に雪の混じる所があるでしょう。
週末までに雪への備えをし、お出掛けや旅行で慣れない道を車で走行する際は最新の気象情報や交通情報を確認してください。
■札幌で真冬日、都心も冷え込み強まる
この先の気温は、東北〜東海はあす4日(水)〜6日(金)、西日本はあす4日(水)は平年より高い所があるでしょう。
しかし、週末は強い寒気が南下する影響で、北日本だけではなく、東日本や西日本も平年より気温の下がるところが多くなる見込みです。
最低気温は東京で3℃、大阪でも5℃と冷え込みが強まり、昼間でも12℃前後でしょう。
気温の変化で体調を崩さないよう、服装や防寒具などで調節するようにしてください。
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2024/12/03 16:32
東北日本海側 今度は低気圧が通過 大気の状態が非常に不安定 土砂災害に注意・警戒
きょう3日(火)、北海道の北を進む低気圧から寒冷前線がのび、北日本や北陸を通過。
前線の周辺では局地的に雨雲が発達していて、やや強い雨の降った所があります。
今夜には、別の低気圧が日本海に発生し、あす4日(水)にかけて東北を通過するでしょう。
低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、東北日本海側では、あす4日(水)未明〜昼前にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
その後、あさって5日(木)にかけても東北日本海側では、気圧の谷の影響により断続的に雨が降るでしょう。
このため、積乱雲が発達し、雷の発生する所がある見込みです。
東北日本海側では、これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まり、警報級の大雨となる恐れがあります。
さらに、低気圧が予想よりも発達した場合には、東北日本海側では警報級の西よりの風となるでしょう。
■雨の予想
あす4日(水)午後6時までに予想される24時間降水量【多い所で】
東北日本海側 40ミリ
あさって5日(木)午後6時までに予想される24時間降水量【多い所で】
東北日本海側 60ミリ
■風の予想
あす4日(水)に予想される最大瞬間風速
東北日本海側 海上 30メートル
東北日本海側 陸上 30メートル
東北日本海側では、これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があります。あす4日(水)未明〜あさって5日(木)にかけて、土砂災害に注意・警戒してください。
また、あす4日(水)明け方から朝にかけて西よりの強い風に注意・警戒してください。
あす4日(水)未明から昼前にかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょう、急な強い雨に注意してください。
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2024/12/03 14:50
週末 二十四節気「大雪」に合わせ冬将軍襲来 北陸以北は荒天・大雪 西日本の平地でも雪?
この先、6日(金)〜10日(火)頃は冬型の気圧配置が続く見込みです。
特に、二十四節気「大雪」の7日(土)頃は強い寒気が南下して冬型の気圧配置が強まる恐れがあります。
12月7日(土)は二十四節気の「大雪(たいせつ)」です。
雪が盛んに降りだす頃という意味で、山々は雪が降り積もり、平地にも雪が降る時期です。
ちょうど7日(土)頃は、暦通り大雪をもたらすような寒気が南下。冬将軍の襲来で北陸以北は荒天・大雪、西日本の平地でも雪が降りそうです。
平地で大雪となる目安の「上空約1500mで−12℃以下」の寒気が北海道〜東北北部に、平地でも雪が降る目安の「上空約1500mで−6℃以下」の寒気が西日本日本海側付近まで南下するでしょう。
週末7日(土)〜8日(日)頃は、北海道〜東北の日本海側を中心に降雪量が多くなり、大雪となる恐れがあります。
また冬型の気圧配置が強まり、風が強まって吹雪く所があるでしょう。
視界不良となり、交通機関の乱れも予想されます。
北陸は山沿いや内陸で雪の降る所が広がり、積雪が増える見込みです。
西日本は中国山地など日本海側の山や峠を中心に、雪が降って積もる所がある見込みです。
積雪や路面凍結に注意してください。
また、西日本の日本海側は平地でも雨に雪の混じる所があるでしょう。
今年から雪の観測方法が変わり、雨に雪が一瞬でも混じるとミゾレと観測し、雪と判定されますので、初雪となる所があるかもしれません。
週末、お出掛けや旅行で慣れない道を車で走行する予定の方も多いと思います。
車の冬タイヤへの交換など、雪への備えを早めに済ませておくと安心です。
お出掛けの際は、最新の気象情報や交通情報を確認し、時間に余裕をもった計画をお願いします。
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2024/12/03 06:16
月が金星に接近 日の入り後は西の空に注目 各地の天気は?
12月は、日の入り後の南西の空に、宵の明星・金星がとても明るく輝いています。 あす4日(水)、金星の右下に細い月が位置しています。そして翌日の5日(木)には、金星に月が接近します。夕焼けに染まる空で、マイナス4.2等で鋭く輝く金星と細い月が並ぶ様子は見栄えのすることでしょう。
●気になる天気は?
あす、日の入り後にあたる時間帯は、日本海側で雲が広がりやすいでしょう。北陸以北の日本海側は雨や雪のふる所が多く、あいにくの天気となりそうです。関東以西の太平洋側はスッキリと晴れる所が多く、月が金星に接近する様子をしっかりと見ることができそうです。
●各地の日の入りの時刻
根室 15時42分
仙台 16時16分
東京 16時28分
大阪 16時47分
福岡 17時10分
那覇 17時37分
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2024/12/03 05:32
進む温暖化 三年連続で秋の気温の記録を更新 輪島で過去最多の降水量
今年(2024年)の9月から11月までの秋の平均気温偏差は、平年より1.97℃高くなりました。2022年に+0.90℃、2023年に+1.39℃に続き、2024年は+1.97℃と、1898年の統計開始以降、3年連続で最も暑い秋になりました。今年は夏も過去最高(タイ記録)だったため、高温傾向が長期間続いたことになります。
北日本では寒気の影響を受ける時期がありましたが、おおむね秋を通じて全国的に暖かい空気に覆われやすかったため、全国120地点で秋の平均気温が歴代1位の高温となりました(4地点のタイ記録を含みます)。
9月から11月の降水量としては、石川県輪島市で平年の約2倍となる1277.5mmを観測。秋としては過去最多(これまでは2013年の1134.5mm)です。
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2024/12/02 15:57
師走のスタートは20℃超えも 週末から寒波襲来! 寒暖差・強風・乾燥に注意
きょう12月2日(月)は、高気圧に覆われ全国的に晴れています。
日本海側では貴重な晴天が広がっており、
太平洋側だけでなく、日本海側も含め広く気温が上がっています。
きょう午後2時までの最高気温は、西日本や東日本で広く15℃を超えています。
金沢など日本海側の地域でも17℃を超える暖かさで、
師走と思えないほどのポカポカ陽気となっています。
しかし、今週は日に日に気温が下がり、
週末には「寒波襲来」となり、一気に寒さが厳しくなるでしょう。
日本海側は、低気圧や前線の通過に伴い今夜から雨の所が多くなります。
あす以降、徐々に寒気が流れ込み、
北海道では、あす(火)から、
東北ではあさって(水)以降は雨から次第に雪に変わるでしょう。
7日(土)の夜9時の寒気の予想を見てみると、
大雪をもたらす目安(上空1,500m付近でマイナス12℃以下)の寒気が北海道を覆い、
平地で雪をもたらす(↑空1,500m付近でマイナス6℃以下)の寒気が北陸地方まで南下する見込みです。
北陸の平地では、6日(金)頃までは冷たい雨が続きますが、
7日(土)以降は、北陸の平地でも雪に変わる見込みです。
土日は、北日本や東日本の日本海側で雪や風が強まり、
荒れた天気や大雪となる可能性があります。
交通情報にも影響が出る可能性がありますので
お出掛けの際は、最新の情報にご注意ください。
太平洋側も週末からは一気に気温が下がり、
冷たい風が強く吹くでしょう。
今週は日ごとの寒暖差、一日の中の気温差が激しくなりますので、体調の管理にご注意ください。
また、この先も太平洋側は晴れて、空気の乾燥が続きます。
空気の乾燥に加え、強い風が吹きやすく、
火事が起こるとより火が燃え広がりやすくなります。
火の元・火の取り扱いにご注意ください。
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2024/12/02 13:47
週末から「強烈寒気」襲来 季節が急加速 北陸から北は荒天・大雪に【週間天気】
きょう2日(月)は高気圧に覆われ、全国的に晴れています。
日本海側にも日差しが届き、貴重な晴天となっています。
九州など西日本では20℃前後まで気温が上がっており、
師走とは思えないほどのポカポカ陽気となっています。
ただ、今週は週末にかけて日に日に寒さが増していき、
本格的な冬到来となりそうです。
この先の日ごとの天気のポイントを見ていきましょう。
●きょう2日(月) 日本海側は貴重な晴天●
きょうの日中は晴れる所が多いですが、
天気の移り変わりは早く、今夜は北から天気は下り坂です。
今夜は、前線を伴った低気圧が北海道に近づき、
前線が通過する北日本や北陸では、雨が降るでしょう。
一時的に雷を伴い、雨や風が強まる恐れがあります。
●3日(火) 北陸から北で雨や雷雨●
あす3日(火)の昼頃までは北海道や東北北部で雨や雷雨となるでしょう。
気温は高めで、北海道でも、降るものは雨の所が多いでしょう。
雷を伴って雨の降り方が強まる所もありそうですので、
落雷や突風、ひょうなどにもご注意ください。
●4日(水) 北陸で警報級大雨の恐れ●
4日(水)は、日本海に新たに低気圧が発生する見込みです。
日本海側は大気の不安定な状況が続き、
特に、活発な雨雲が流れ込みやすい新潟県では警報級の大雨の恐れもあります。
北陸では、これまでの雨で地盤緩んでいますので、
土砂災害に注意・警戒をしてください。
●5日(木)〜6日(金) 冬型の気圧配置 強まる●
次の低気圧が東北地方を通過し、低気圧がオホーツク海で停滞する見込みです。
次第に強い冬型の気圧配置に移行し、上空には強い寒気が流れ込むでしょう。
北陸から北の地域では、雨から次第に雪に変わる見込みです。
●7日(土) 強烈寒気が襲来●
北日本を中心に冬型の気圧配置が強まるでしょう。
7日(土)夜〜8日(日)が寒気のピークとなり、
北〜東?本の?本海側を中?に荒れた天気や、降雪量が多くなる恐れがあります。
強まる雪や風で交通機関に影響が出る可能性がありますので、
今後も最新の情報にご注意ください。
●8日(日) 九州南部でも雪か●
日本の上空に今季一番の強い寒気が入っている所に
九州の南に低気圧(南岸低気圧)が発生する恐れがあります。
南岸の低気圧に向かって、強い寒気を引きずり込まれるため、
九州南部でも山では雪の降る可能性があります。
低気圧の進路によっては、太平洋側で雪の降る範囲が
広がったり狭まったり、変わる可能性があります。
週末お出掛けされる方は、最新の気象情報をご確認ください。
12月に入り、そろそろスキーシーズンが始まりますが、
今年は、スキー場など山では雪がまだほとんど積もっていません。
ただ、今週末の寒気でしっかりと雪が積もり始めそうです。
来週も寒さが続くため、山では雪が積もり続けると見られます。
スキー場など、雪道・山道へ行く際は、車は冬用タイヤに履き替え、
雪が多く積もる所では、タイヤチェーンなども携行するようにしてください。
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2024/12/02 08:00
【寒気南下】週末にかけて気温右肩下がり…北日本は大雪に注意
今週の日本付近は西高東低の「冬型の気圧配置」となる日が多く、週末は強い寒気が南下する見通しです。
北日本では上空1500m付近に流れ込む寒気が-12℃以下と強く、積雪の増加や大雪となるおそれがあります。
予想される上空の気温は今後の予測で変わる可能性がありますが、週末に向けて雪への備えをしておくと安心です。
全国的に気温は右肩下がりで、来週にかけて段々と寒くなっていきます。
週末は全国的に冬らしい寒さとなり、日本海側では広い範囲で雪や雨となるでしょう。
東〜西日本は、内陸部や標高の高い所で降水があると雪になる可能性が高いため、移動の際は冬用タイヤを用意しておくと良さそうです。
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2024/12/02 06:40
12月の天文・星空カレンダー 今年最後の三大流星群「ふたご座流星群」、月が天体を隠す「食」など見どころ満載!
2024年を締めくくる12月は、新月に始まり新月に終わる一ヶ月となります。
21日(土)に冬至を迎え、最も夜が長くなるこの時期は、天体観測に最適です。
8日(日)には月が土星を隠す「土星食」、25日(水)にはおとめ座のスピカが月に隠される「スピカ食」が起こるなど、天体望遠鏡の出番が多くなるでしょう。
三大流星群のひとつ「ふたご座流星群」は、14日(土)に極大を迎えます。
翌日に満月を迎える月明かりの影響が大きく観測条件は良くありませんが、活動が活発な流星群であるため、月明りに負けない明るい流星を観測できるかもしれません。
冬至の翌日となる22日(日)頃には、今年最後の流星群「こぐま座流星群」が極大となります。
予想される流星の数は1時間に数個程度ですが、月明りの条件は良く、根気強い観測で流星に出会える可能性があります。
冬は明るい星がたくさん昇る時期です。
特別な天体イベントのない日にも、ぜひ夜空を見上げてみてください。
☆12月の天文・星空カレンダー
1日 新月
5日 月が金星に接近
8日 土星食 / 木星が衝 / 火星・海王星が留
9日 上弦
14日 ふたご座流星群が極大 / すばる食 / 月が木星に接近
15日 満月
16日 水星が留
18日 月が火星に接近
22日 こぐま座流星群が極大
23日 下弦
25日 スピカ食 / 水星が西方最大離角
31日 新月
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2024/12/01 13:59
週間天気 週末は強い寒気南下 日本海側は荒れた天気の恐れ 来週前半は気温差にも注意
来週は冬型の気圧配置が続く見込みです。週末には強い寒気が南下し、日本海側で荒れた天気となる恐れがあります。
●来週の天気
あす2日(月)は北日本でも冬型の気圧配置が緩み、日本付近を高気圧が覆います。日本海側も含め、日中は日差しの届く所が多いものの、夜には前線を伴った低気圧が日本海北部へと進むため、北日本では夜から天気が下り坂へと向かうでしょう。
3日(火)は、寒冷前線が北日本を通過する予想です。
その後、6日(金)ごろにかけて冬型の気圧配置が続き、北日本に寒気が流れ込む見込みです。北海道の日本海側から北陸を中心に雨や雪の降りやすい天気が続くでしょう。太平洋側は晴れる日が多く空気の乾燥に注意が必要です。
7日(土)〜8日(日)は、冬型の気圧配置が強まり、上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込む見込みです。上空1500m付近では平地で雪となる目安の‐6℃以下の寒気が西日本〜東日本の太平洋側まで南下する見通しです。日本海側では広く雪となり、山沿いを中心に大雪となるおそれがあります。また、太平洋側でも雪雲が流れ込む所があり、雪の降る可能性があるでしょう。冬用タイヤに切り替えていない方は準備を進めると良さそうです。
沿岸部を中心に風も強まり、北日本〜東日本の日本海側を中心に荒れた天気となるおそれがあります。交通機関への影響も考えられるため最新の情報に注意して下さい。
●来週の気温
あす2日(月)〜3日(火)は、前線に向かい暖かい空気が北海道まで流れ込むため、全国的に気温が高く、季節は逆戻りするでしょう。
3日は北海道でも最高気温が10℃を超える所が多く、東日本〜西日本では各地で20℃前後まで上がる予想です。
前線が通過したあとは寒気が流れ込み、全国的に平年並みの気温に戻るでしょう。週末は強い寒気が流れ込み、全国的に冷え込みが強まります。
寒暖差が大きくなりますので体調管理にお気を付けください。
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2024/12/01 11:38
北陸地方 断続的に雨が続く 今夜にかけて土砂災害に警戒を
冬型の気圧配置は緩んできているものの、北陸では断続的に雨が続いており、11時30分現在、新潟県と富山県では大雨警報が発表されています。
北陸ではこれまでに降った雨の量が多く、降り始め(11月26日13時)から12月1日10時までの降水量(アメダスによる速報値)では
新潟県
村上市高根 238.5ミリ
村上市三面 194.5ミリ
関川村下関 179.5ミリ
富山県
高岡市伏木 191.5ミリ ※欠測値を含む
宇奈月 179.5ミリ
氷見 168.0ミリ
石川県
宝達志水 211.5ミリ
白山市河内 203.0ミリ
加賀中津原 199.0ミリ
福井県
南越前町今庄 197.0ミリ
大野市九頭竜 148.0ミリ
福井 145.0ミリ
となっており、総雨量が200mmを超えている所があります。
このあとも北陸は気圧の谷や寒気の影響を受ける見込みです。北陸では断続的に雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
これまでの雨や令和6年能登半島地震の影響により地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の発生する危険度が高まるおそれがあります。
きょう1日夜のはじめ頃にかけて土砂災害に警戒してください。
●予想される雨の量(多い所で)
・あす2日正午までに予想される24時間降水量
新潟県 30ミリ
富山県 30ミリ
石川県 30ミリ
福井県 20ミリ
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2024/12/01 10:08
次の週末 今季最強の冬将軍 西・東日本にも初雪か 日本海側は大雪への備えを
次の週末はまた季節が進みそうです。これまでは雪を降らせる目安の−6℃以下の寒気は北日本が中心でしたが、次の週末には西・東日本に南下してきそうです。4日(水)以降、日本付近は冬型の気圧配置が続きますが、8日(日)には強い冬型の気圧配置となる見通しです。
8日(日)の上空1500m付近の寒気の予想をみてみると、−6℃以下の寒気が西・東日本の太平洋側まで南下する予想であることがわかります。真冬並みの寒気に日本列島は覆われて、いよいよ西・東日本も厳しい寒さになりそうです。
日本海側は雪の範囲が広がり、日本海西部にはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が発生し、発達する雲が流れ込み、山沿いを中心に大雪となる可能性があります。また西・東日本太平洋側にも北西の季節風に運ばれて雪雲が流れ込んでくる恐れがあり、初雪の発表があるかもしれません。
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2024/12/01 06:02
12月スタート 日本海側の雨・雪は弱まる 太平洋側は乾燥した晴天
きょうから12月スタートですが、冬型の気圧配置は次第に緩むでしょう。北日本の日本海側の雪や雨は次第に収まり、午後になると天気の回復する所が増えてきます。北陸は天気の回復が遅く、午後も雨の残る所があるでしょう。
関東〜中・四国は、日中は高気圧に覆われて晴れる所が多くなります。風も穏やかで、最高気温は東京17℃、名古屋や広島15℃、大阪16℃など、各地で15℃を上回って暖かいでしょう。紅葉も見頃を迎えている所が多くなってきています。紅葉狩りには絶好の日和といえそうです。
九州はだんだんと雲に覆われて、午後は雨の範囲が広がってきます。上空の寒気が流れ込み、大気の状態が不安定となりますので、急な落雷や突風などにも注意が必要です。
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2024/12/01 05:47
北陸地方 きょう1日(日)昼前まで土砂災害に警戒を
きょう1日(日)、北陸地方は気圧の谷や寒気の影響を受ける見込みです。北陸地方では断続的に雨が降り、大雨となる所があるでしょう。雨雲が予想よりも発達したり停滞した場合、現在発表していない地域にも大雨警報を発表する可能性があります。
これまでの雨や令和6年能登半島地震の影響により地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。北陸地方では、きょう1日(日)昼前にかけて土砂災害に警戒してください。
■雨の実況
降り始め(11月26日13時)から12月1日04時までの降水量(アメダスによる速報値)
新潟県
村上市高根 233.0ミリ
村上市三面 186.5ミリ
関川村下関 170.0ミリ
富山県
高岡市伏木 188.5ミリ ※欠測値を含む
宇奈月 179.0ミリ
氷見 164.5ミリ
石川県
宝達志水 201.5ミリ
白山市河内 201.5ミリ
加賀中津原 195.0ミリ
福井県
南越前町今庄 196.5ミリ
大野市九頭竜 146.0ミリ
福井 136.5ミリ
■雨の予想
1日6時から2日6時までに予想される24時間降水量(多い所で)
新潟県 40ミリ
富山県 30ミリ
石川県 30ミリ
福井県 20ミリ