予報士通信講座
平成20年 第31回 学科試験 専門知識 問2
"図は,浜田(島根県)における高層風時系列図(ウィンドプロファイラ観測による上空の水平風と鉛直流の時系列図)である。この観測に関して述べた次の文章の下線部(a)〜(d)の正誤について,下記の(1)〜(5)の中から正しいものを一つ選べ。
ウィンドプロファイラ観測では,波長およそ20cmの電波を上空に向けて発射し,乱流に伴う大気密度の乱れや降水粒子などにより散乱されて戻ってくる電波を受信し,(a)ドップラー効果で生ずる周波数のずれにより散乱体の移動速度を捉えて上空の水平風と鉛直流を観測している。
図の水平風の変化をみると,(b)寒冷前線が30日1時頃に浜田付近を通過したことがわかる。前線が通過した前後の時間帯には,寒色系の色で表された下降流域が高度0.5km付近から8km付近まで広がり,降水粒子が8km付近の高さまで存在していることを示している。このとき,(c)降水粒子によって散乱された電波が大気密度の乱れによるものより強いため,この高さまで観測が可能となっているのである。
前線の通過後間もなく,観測可能な高度の上限が急に下がり始め,5時頃には高度3km付近となった。これは,(d)水蒸気が多いほど散乱されて戻ってくる電波が弱くなる性質があるため,観測可能な高度の上限が低くなったからである。"













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