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2024/11/28 16:56
動きの遅い寒冷渦 強雨や落雷、突風注意 雹や霰も 週末は冬型の気圧配置 北日本日本海側は大荒れ【週間天気】
週末にかけて冬型の気圧配置が続き、日本海側では雨や雪の日が多くなる見込みです。
また、寒冷渦の影響で局地的には強雨や雷雨、霰や突風の恐れもあります。
■動きの遅い寒冷渦 南東側は大気の状態が非常に不安定
上空5500m付近にはこの時期としては強い−36℃以下の寒気【寒冷渦】が大陸から日本海へ南下してきています。
あさって30日(土)頃にかけて、寒冷渦はゆっくりと東進するでしょう。
また、上空の寒冷渦に対応する低気圧が日本海から北海道付近へ進む見込みです。
寒冷渦の南東側では、地上の低気圧に向かう南からの暖かく湿った空気と上空の寒気の影響で、大気の状態が非常に不安定となりやすいです。
あさって30日(土)頃にかけて、九州〜東北の日本海側を中心に長く大気の状態が非常に不安定となるでしょう。断続的な強雨や落雷、霰、突風に注意してください。
■寒冷渦の東進に伴い西〜北日本の上空には寒気南下
雪が降る目安の上空5500m付近で-24℃以下の寒気が、あす29日(金)には西日本の日本海側〜東日本にかけて南下する見込みです。
西日本日本海側は、あす29日(金)にかけて雨の降る所があるでしょう。中国山地では雪が降って、積もる所がある見込みです。
積雪や路面の凍結による交通障害に注意してください。
あさって30日(土)にかけて、北陸は断続的に雨が降るでしょう。
地震のあった石川県でも断続的に雨が強まり、周辺では土砂災害のリスクが高まる恐れがありますので、土砂災害に十分注意してください。北陸の山地では雪の降る所がある見込みです。
東北南部では雨に雪の混じる所があるでしょう。
東北北部や北海道は雪が降り、平地でも雪の積もる所がある見込みです。
また、日本海側を中心に風が強まり、荒れた天気となる所があるでしょう。
太平洋側はおおむね晴れますが、風がヒンヤリと感じられそうです。
12月1日(日)は、北陸は雨が降りやすく、東北北部や北海道日本海側は雪が降るでしょう。
北海道の日本海側は今週末は警報級の暴風が吹き荒れ、大荒れとなる恐れがあります。
■来週は再び冬型の気圧配置に
週明けには一時的に冬型の気圧配置が解消され、雨や雪の範囲は狭くなるでしょう。気温は平年より高くなる所が多い見込みです。
しかし、その後は大陸から低気圧が接近、通過する影響で、再び冬型の気圧配置となるでしょう。
日本海側を中心に雨や雪で、全国的に初冬の寒さの日が多くなる見込みです。