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2024/11/07 12:05
南で台風が急発達中 北では積雪急増に注意 近畿では去年より4日早い「木枯らし1号」を観測
きょう7日(木)は、日本付近は一時的に西高東低の気圧配置となっており、
強い北風にのって上空に強い寒気が流れ込んでいます。
この強い北風で、きょうは近畿地方で「木枯らし1号」が観測されました。
去年より4日早い観測でした。
※木枯らし1号:晩秋〜初冬にかけて初めて吹く強い北風
上空の強い寒気によって、日本海にはびっしりと寒気に伴う筋状の雲が見られています。
北海道では昨夜から山だけでなく平地でも本格的に積雪し始めており、
きょうの午前11時現在、札幌の積雪は4センチを記録しています。
本州でも今季初めての積雪を観測しており、
青森県の酸ケ湯では午前11時に積雪25センチを記録し、きょうになってから積雪が急増しています。
あす8日(金)朝にかけて平地でも雪をもたらすような強い寒気が、
東北北部まで南下した状態が続く見込みです。
あす朝までは、北海道や東北北部で雪が降り、雷を伴って降り方が強まる恐れがあります。
多い所では、あす朝までに、北海道の日本海側で30cm、
東北地方では標高の高い山を中心に15cmの雪が降ると予想されています。
積雪や路面の凍結に十分注意をし、落雷や竜巻などの突風にもお気を付けください。
一方、南の海上にはまだ台風が発達中です。
非常に強い台風22号は、午前9時現在、フィリピンの東をゆっくり西北西に進んでいます。
当初の予想よりも発達しており、中心気圧が940hPaとなっており、今まさに発達のピークを迎えています。
この非常に強い台風22号や、大陸から張り出す高気圧の間で、
南西諸島では等圧線が混み合い、強い風が吹いています。
特に先島諸島ではきょういっぱいは強風や、うねりを伴った高い波に注意が必要です。
台風周辺や、高気圧の縁辺を回る暖かく湿った気が流れ込み、
南西諸島では、あす昼前から雷を伴った激しい雨が降り大雨となるおそれがあります。
特に沖縄本島では、あす8日(金)〜あさって9日(土)は警報級の大雨となる恐れがありますので、
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
向こう1週間の天気と気温を見てみると、
那覇では湿った空気の流れ込みが続き、10日(日)ごろまで雨続く見込みです。
一方、本州付近は、当初の予想では土日は雨の予想でしたが、
日本の南で発生する低気圧が遅れて北上する予想になったため、
雨が降る時間も後ろ倒しになりました。
最新の予想では、西日本では10日(日)の午後から、
東日本では11日(月)になってから雨が降り出す見込みです。
11日(月)は北日本も前線が通過し、北海道では冷たい雨が降る予想です。
12日(火)以降は、再び秋晴れが広がり、かなりの高温になる予想です。
日ごとの寒暖差が大きくなりますので、体調の管理に十分ご注意ください。