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2024/10/18 19:33

天気と気温のまとめ(2024年10月6日〜12日) 秋雨前線が南下 朝晩の気温差が大きい一週間に


■気圧配置の特徴
 6日、低気圧からのびる秋雨前線が、東シナ海から本州南岸、日本の東海上に停滞。日本海に中心を持つ移動性高気圧が日本海を東へ移動。
 7日、秋雨前線が日本海側にのび、前線上の低気圧が三陸沖で発生し、東北東進した。熱帯低気圧が小笠原近海を北上。
 8日、前線を伴った低気圧が千島の東を東北東進。前線が沖縄近海〜本州南岸、伊豆諸島付近に停滞。熱帯低気圧は小笠原近海を北上した後、ほとんど停滞。
 9日、本州の南海上から日本のはるか東海上にかけて秋雨前線が停滞。15時に、南鳥島近海で台風19号が発生。
 10日、台風19号は日本の東海上を北上した。台風の北側に秋雨前線があり北上。
 11日、台風19号は日本の東を北東進後、朝に温帯低気圧化。その後は前線を伴って千島の東を北上した。高気圧が華中〜黄海を東北東へ移動。
 12日、千島近海に中心を持つ低気圧から前線が日本の東海上から日本の南海上にのびた。

■降水
 6日、秋雨前線が本州南岸付近に停滞した影響で、午前中は近畿、東海、東北南部を中心に雨雲が掛かり、広島県安芸太田町加計では10月の1位となる44mm/hの激しい雨を観測した。
 7日、北日本や北陸、西日本日本海側は広い範囲で雨が降り、西日本では局地的に激しい雨が降った。
 8日、前線の南下に伴い、ほぼ全国的に雨。関東甲信や東海、四国、沖縄で特に雨脚が強まり激しい雨となった。
 9日、未明から昼前にかけ、秋雨前線付近の活発な雨雲の影響で東北南部や関東を中心とした東日本で雨が降り続いた。
 10日、北東の湿った空気が流れ込み、北日本から関東の太平洋側を中心に雨が降った。そのほかは高気圧に覆われて晴れた所が多かった。
 11日、気圧の谷となった新潟県や北東風によって湿った空気が流れ込んだ。青森県〜岩手県北部など一部で雨が降った。
 12日、本州の内陸、山沿いでは上空の寒気の影響で大気の状態が不安定となり、関東の内陸部の一部でにわか雨の所があった。

■気温
 6日、九州を中心に真夏日となった所が多く、熊本県甲佐町では32.3℃を観測。そのほか近畿でも10地点近くで真夏日となった所があった。
 7日、関東や東海、近畿は暖かな空気が流れ込み、午前を中心に日差しが届き、早いペースで気温が上昇。大阪は2日連続で30℃以上の真夏日となった。
 8日、東京の最高気温は未明に観測された25.3℃で、昼間は15時時点で18.5℃まで下がった。
 9日、北海道は朝にかけて晴れて風の弱い状態が続いた。放射冷却が強まり、厳しい冷え込みとなり、アメダス4地点で今朝の最低気温が0℃未満の冬日を記録した。
 10日、東海〜九州は、最高気温が25℃以上の夏日となった所が多かった。静岡で前日より5℃近く高い26.3℃を観測。
 11日、日本列島は高気圧圏内で朝から広範囲で晴れ、放射冷却が効き、多くの地点で今季一番の涼しさとなった。
 12日、朝の冷え込みが強まり、北海道を中心に最低気温が0℃未満の所があった。

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■今期間(10月6日〜10月12日)の天候のまとめ
 平均気温は、全国的に平年並みかやや高くなった。西日本を中心に空気が流れ込み、高知で平年より1.7℃高くなるなど、平年より高い所が多くなった。
 降水量は、秋雨前線の影響を受けた東日本〜西日本の日本海側を中心に平年より多くなった。松江では平年の3倍に迫る雨となった。一方、北日本では高気圧に覆われた日が多く、平年よりかなり少なかった。
 日照時間は、前線や低気圧の影響で、北日本の太平洋側で特に雲が広がりやすく、少なかった。一方、東日本〜西日本では期間後半にかけて前線が離れたため、平年並みの日照時間となった。

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