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2024/09/04 15:24
新たに台風の卵「熱帯低気圧」が発生 今後も続々と発生か 台風上陸数は9月が年間最多
気象衛星画像を見てみると、南の海上には白く発達する雲がいくつか渦を巻いています。
南シナ海でひときわ目立つ、渦を巻く雲が「台風11号(ヤギ)」です。
暖かい海面の上で急発達しており、きょう4日(水)午前9時に「強い勢力」の台風となりました。
また、きょうの正午に日本の南で新たに熱帯低気圧が発生しました。
台風以外に、日本の南には2つ熱帯低気圧があります。
小笠原近海にある熱帯低気圧は、今後発達する予想はなく、
今の所、日本の天気に影響を及ぼすことはない見込みです。
ただ、きょう新たに発生した熱帯低気圧の西側にある
まとまった雲は、反時計回りの雲(低気圧性の循環)が見られ、今後、熱帯低気圧となる可能性があります。
強い台風11号(ヤギ)は、南シナ海にあり、西よりにゆっくり進んでいます。
今後も発達を続け、6日(金)午前9時には、中心気圧は935hPaとなる予想で、
先日、日本に襲来した台風10号の最盛期と同じ水準まで発達する予想です。
台風11号は日本への影響はありませんが、週末にかけて、
中国・華南からベトナム方面に進み、暴風や高波、
高潮や大雨など、大きな影響が出そうです。
台風の統計を見てみると、平年では8〜9月頃が
台風が最も発生する時期で、特に9月は、日本に上陸することが最も多い月となっています。
まさに今が台風シーズン真っ只中です。
今年は既に、8月に台風5号(マリア)、台風10号(サンサン)と2つの台風が上陸しており、平年を上回っています。
今後も南の海上の雲の動きには十分注意が必要です。