予報士通信講座
平成19年 第29回 学科試験 専門知識 問5
"気象庁の数値予報資料で用いられている物理量について述べた次の文(a)〜(d)の正誤について、下記の(1)〜(5)の中から正しいものを一つ選べ。
(a)鉛直p速度は空気塊の気圧の時間変化率を表し、正の値は上昇流を表す。
(b)相当温位は数値予報モデルの予報変数ではないので、気圧・温度および比湿から計算して求めている。
(c)渦度の鉛直成分はじょう乱の追跡に有効な物理量であり、総観規模のじょう乱の追跡には500hPa面の渦度の鉛直成分が有効である。
(d)水平風の収束・発散があると渦度の水平成分は変化するが鉛直成分は変化しないので、渦度の鉛直成分をメソスケールじょう乱の追跡に使うことができる。"