予報士通信講座
平成21年 第32回 学科試験 専門知識 問7
"気象庁が行っているアンサンブル予報に関する次の文(a)〜(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の(1)〜(5)の中から一つ選べ。
(a)数値予報では,大気の基本的性質によって初期値のわずかな違いが予報結果に大きな差を生むことがあるが,アンサンブル予報を行うことで,最も起こりやすい気象現象を把握することができる。
(b)アンサンブル予報から得られる複数の予報結果を平均することによって,一つの初期値から得られる予報よりも予報精度を改善することができる。
(c)アンサンプル予報を統計処理することにより,例えば3日先の最高気温が30℃以上になる確率等,利用目的に合わせた予測情報を作成することができる。
(d)アンサンプル予報で得られるある現象の発生確率は,その現象が発生したときに被る損害とその損害の軽減に必要な費用を比較することで損害軽減対策をとるべきかどうかを判断するときの材料とすることができる。"